M.glitter Journal

親元を離れて始まった私の信心|職場の駐車場で祈った日々

2026年10月18日  My story / 信心体験記

信心体験記 Vol.3

前回のVol.2では、仕事や恋愛に悩んでいた独身時代と、祈りを通して感じた人とのご縁についてお話ししました。

今回は、夫との同棲をきっかけに親元を離れ、自分なりに信心を続けていた頃のお話です。

そして、結婚後に経験した、今でも忘れられない仕事での信心体験についても書いてみたいと思います。

親元を離れて始まった、私自身の信心

夫との同棲が始まり、私は親元を離れて暮らすようになりました。

それまでは、両親と一緒に暮らしていたので、家にお仏壇があるのは当たり前のことでした。

でも、自分たちだけで生活するようになると、信心の環境も自分で整えていかなければなりません。

最初は、お守りご本尊様を使っていました。

そんな中、当時住んでいた地域の学会員さんにお世話になる機会があり、折りたたみ式のお仏壇をいただいたことがありました。

おかげで、お守りサイズではない、通常の大きさのご本尊様を安置できるようになったのです。

とはいっても、立派な仏壇台があったわけではありません。

タンスの上にタオルを敷き、その上に折りたたみ式のお仏壇を置いていました。

シキミを飾る場所もなかったので、その方からいただいたシキミの葉を一枚、代わりに置いていました。

今思えば、とても簡素な環境だったと思います(笑)。

それでも、地域の学会員さんに助けていただきながら、自分なりに信心を続けていました。

夫もご本尊様を安置することを受け入れてくれたので、特に問題になることもありませんでした。

当時、どのくらいの頻度でお題目をあげていたのかは、正直あまり覚えていません。

でも、何かに悩んだときには、ご本尊様に向かって祈っていたように思います。

親元を離れたことで、両親の影響で続けていた信心が、少しずつ自分自身のものになっていったのかもしれません。

好きだった仕事が、つらいものに変わってしまった

結婚後、ある職場で働いていたときのことです。

最初に担当していた仕事は、自分に合っていて、楽しく働いていました。

ところが、途中で仕事内容が変わることになりました。

「あなたの方が華やかだから、この仕事に向いていると思う!」

そんなふうに言われたのですが、新しく任されたのは、本来ならもっと経験が豊富で、現場のことをよく知っている人が担当するような仕事でした。

そこから、少しずつ仕事がつらくなっていったのです。

人間関係でも思うところがあり、今振り返っても、誰かが裏で働きかけていたのではないかと感じる部分があります。

もちろん、本当のところはわかりません。

職場では、現場の人たちから私に対する不満が出ているとも聞かされていました。

でも、実際には現場の方々ともそれなりに仲良くしていたつもりでした。

何が本当なのかわからず、職場にいること自体がだんだん苦痛になっていきました。

職場の駐車場でお題目をあげていた日々

当時は、通勤途中に渋滞することもあり、出勤時間がギリギリになってしまうことがありました。

職場でいろいろと言われることもあったので、せめて勤務態度については文句を言われないようにしよう。

そう思って、余裕を持って家を出るようになりました。

そして、早めに職場の駐車場に着いた日は、車の後部座席に移動して、お題目をあげていました。

今思えば、駐車場でわざわざ後部座席に移動してお題目をあげているなんて、ちょっと怪しい人だったかもしれません(笑)。

でも、当時の私はそれだけ悩んでいたのです。

「もう辞めた方がいいのかな……」

「でも、また転職するのも嫌だな……」

辞めたい気持ちはある。

でも、また新しい仕事を探して、一から人間関係を築くのも大変。

どうしたらいいのかわからず、ご本尊様に向かって祈っていました。

突然告げられた退職

そんなある日、会社から退職するよう告げられました。

試用期間中であることを理由に、辞めてほしいという話だったのです。

しかも、そのときに言われたのが、

「クビということになると、あなたの今後に影響が出るだろうから、自主退社ということにしてあげる」

という言葉でした。

……いやいや、ちょっと待って!?(笑)

自分から辞めたいと言ったわけでもないのに、なぜそんな言われ方をしなければならないのか。

さらに、その場で給与についても補償するという話がありました。

正直、腹が立ちましたし、納得できませんでした。

結局、退職の手続きは会社側で進められ、自己都合退職という扱いになりました。

退職することを現場の方々に伝えると、

「えっ!? なんで!?」

と驚かれました。

そして、退職を告げられたあとには、それまで私のせいだと言われていたある出来事について、

「ごめんね、間違えてた。あなたじゃなかったわ!」

と言われることまでありました。

……いや、今さら!?(笑)

タイミングも含めて、どうしても納得できない部分がありました。

今でも、裏で何かあったのではないかと思ってしまうことはあります。

ただ、本当の事情まではわかりません。

理不尽だったけれど、心のどこかではホッとしていた

突然の退職は、納得できるものではありませんでした。

でも、不思議なことに、心のどこかではホッとしている自分もいたのです。

「もう、あの職場に行かなくていいんだ」

辞めたいと思いながらも、また転職することへの不安があり、自分ではなかなか決断できずにいました。

そんな私に、夫は、

「そんな職場、辞められて正解だったよ」

と言ってくれました。

そして、退職時に口頭で伝えられていた給与補償についても、結果的には2か月分のお給料を受け取ることができました。

突然仕事を失うことになったものの、経済的な面でも助けられたように感じました。

もちろん、納得できないことがなくなったわけではありません。

でも、今振り返ると、あのとき職場の駐車場でご本尊様に祈っていたことに対して、思いがけない形で答えが出たようにも感じています。

自分では決められなかったことが、結果的に新しい道へ進むきっかけになった。

そして今では、あの職場を辞めることになってよかったと思っています。

そして、人生は次のステージへ

その後、私は別の仕事に就きました。

そして、しばらくして妊娠が判明。

妊娠中には切迫流産などで自宅安静が必要になり、そのまま仕事を辞めて専業主婦になりました。

仕事に悩んでいた日々から、今度は母親になるという新しい人生のステージへ。

振り返ってみると、自分では思い描いていなかった方向へ、少しずつ人生が進んでいったように感じます。

親元を離れて、自分なりに信心の環境を整えたこと。

仕事に悩み、車の中でお題目をあげていたこと。

そして、納得できない出来事の中にも、結果的には新しい道につながるものがあったこと。

私にとっては、どれも忘れられない経験です。

あのとき車の中で悩みながら祈っていた自分に、今ならこう伝えたいです。

「大丈夫。ちゃんと次の道があるよ」

次回は、妊娠・出産、そして家族の生活を守るために祈った日々についてお話ししたいと思います。